「蛙化現象あるある」から読み解く愛情が冷める心理と原因とは

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対人恐怖、自己否定など心の問題や悩みの根本解決をサポートする
心理セラピストの白鳥大介です!

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今日は先日書いた蛙化現象について、そこでは解説しきれなかった愛情が冷める心理と原因について解説します。

前回の記事を読んでいない方はまずはそちらからご覧下さい。

恋愛が行き詰まる「蛙化現象」とは?その心理的な原因と根本的に克服する方法

★恋愛が行き詰まる「蛙化現象」とは?その心理的な原因と根本的に克服する方法

蛙化現象の広い意味

蛙化現象とは前回の記事でも解説しましたが、基本な意味は

自分から相手が好きで恋愛感情を抱いていたのに、相手が自分に好意があると分かった途端、気持ち悪いとか嫌悪感を感じたり、それで恋愛感情が冷めてしまうことです。

ただ、最近で「恋愛感情が急に冷めてしまう現象」というもっと広い意味合いでも使われているようです。

解釈が広くなるとその心理や原因も様々になってきますので、広い意味での蛙化現象のあるある事例からその心理と原因を解説します。

愛情が冷めるケース – 自己肯定感の低さから来る対人恐怖

こんな蛙化現象あるある。

●両想いになれて嬉しいはずなのに、自信のなさから「なんで私なんかを好きになってくれたんだろう」と不安になって、次第に相手に冷めてしまいます…

●いいなと思っていた人なのに、いざ距離が縮まるとなんだか怖くなる…

●大好きな人とのデートなのに、なぜか逃げたくなる…

はい、どうでしょうか。

これは自己肯定感が低く、自己否定感、罪悪感、劣等感などが強くて自分に自信が持てず、ダメな自分を見られたり、それで相手に嫌われたるのではないかと見捨てられる不安や恐怖でいっぱいになってしまうことで起こることです。

つまりは自己否定からくる対人恐怖です。

原因は幼少期に両親にありのままの自分を認めてもらえず否定されり、愛情求めても拒否さたたり嫌われて受け入れてもらえなかったトラウマなどが原因です。

記事にも関連した内容が書いてますのでよろしければ一緒に読んでみて下さい。

人が怖いのはどうして克服できないのか?対人恐怖症を根本的に解決する方法

愛されたいのに愛されない、愛情が怖い心理と解決方法

蛙化あるある – 連絡を取るのがめんどくさくなる

こんな蛙化現象あるある。

●いざ付き合うと連絡を取ること自体も面倒くさいと感じたり嫌になる...

はい、どうでしょうか。

これは相手と関わることは束縛や支配を受け入れることだという前提を過去のトラウマから持っていたり、支配的な感情をぶつけられたことで人が嫌いになったり、関わることがめんどくさくなってしまった、いわゆる

「回避性愛着障害」とか「回避性パーソナリティ」という性格的特徴を持った方に多い傾向です。

人間関係で情緒的なつながりや面倒事を避ける傾向があるので、恋愛に発展しても関係が深まらず、場合によっては人間関係リセットを繰り返している場合も多いです。

これはこちらの記事にも詳しく書いてますのでよければ読んでみて下さい。

人間関係リセット症候群とは?人間関係リセット癖の特徴と心理的な原因、克服法

相手の理想と現実のギャップに愛情が冷めてしまう心理

こんな蛙化現象あるある。

●相手のふとした行動や態度に幻滅して一気に愛情が冷めた…

●自分のことをわかってくれないと感じて愛情が冷めた…

はい、どうでしょうか。

これは相手に期待し、理想化してありのままの相手を見ることができていないという状態です。

一つは自分のプライドの高さから、相手のダメな部分や理想と違う部分を見ると許せず、見下すような感情がわいてくるために起こることで、こういう性格的特徴は「自己愛性パーソナリティ」に近いと言えます。

ただ、プライドの高さの裏には、ダメな自分を認めたくないという強い自己否定を隠し持っているので、実際は自己肯定感の低く、相手を見下すことで自分を保っていると言えます。

また、自分のことを全て受け入れてわかってくれないと嫌だという理想を相手に求めるのは一種の幼児退行であり、それくらい自分の中にわかってもらないという過去や幼少期に満たされなかった欠乏感から来ているものです。

これは「境界性パーソナリティ」という性格的特徴に近いとも言えます。

境界性パーソナリティについてはこちらの記事を読んでみて下さい。

境界性パーソナリティ障害の特徴、原因、克服方法、接し方などまとめ

また、自己愛性パーソナリティについてはこちらの動画がオススメですので、ぜひご覧下さい。

解決に向けてどうすればいいか

はい、これまで蛙化現象のいろんなケースを見ながら、愛情が冷めてしまう心理を解説してきました。

もちろんどんな原因であれ、愛情が冷めるという現象自体誰でも起こりうることですし、それ自体問題ではありません。

ただ、恋愛において愛情が冷めるというのがパターン化して何度も繰り返し、その後の人間関係や恋愛が続かないという場合は心理的な原因がある場合が多いので、お困りの場合は解決に向けて動き出すことをオススメします。

そして、原因の多くは対人恐怖、自己否定、愛着障害、愛情欠乏感など心理的な問題で、その大元は幼少期のトラウマです。

まずはそれら原因を突き止めて自分を知ることからはじめてみてはどうでしょうか。

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ABOUTこの記事をかいた人

対人恐怖、自己否定など心の問題や悩みの根本解決をサポートする心理カウンセラー・心理セラピスト 札幌を拠点に全国で活動中。 生き辛さやしんどさの根本原因を見つけて、心の安心と本来の自信に満ち溢れた自由で幸せな人生を取り戻すサポートをしている。