こんにちは!
対人恐怖、自己否定など心の問題や悩みの根本解決をサポートする
心理セラピストの白鳥大介です!
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今日は「幼少期の親の離婚や死別を経験して、それらを引きずったことによって生まれる影響や生き辛さ」についてお話します。
僕自身も親の離婚を経験しておりますので気持ちはわかりますし、実際のカウンセリングやセラピーの現場でも今の生き辛さの原因を探っていくと幼少期のそういった経験に繋がっていたということは珍しくありません。
ではどういった生き辛さに繋がるのか、そして、どう乗り越えていけばいいのかまでお伝えしますので、心当たりがある方はぜひ最後まで読んでみて下さいね。
目次
親の離婚や死別が子どもに及ぼす影響
両親が幼少期に離婚、または死別すると子どもの心の中ではこんな恐怖と絶望感を感じることでしょう。
- 家庭が崩壊して居場所がなくなる恐怖
- 大切な人や愛する人がいなくなる恐怖
- 感情自体を感じることに対する恐怖
もちろんこうやって子どもを傷つけてしまうからといって、離婚するなってことではありません。
やむを得ない事情がある場合も多いですし、人生山あり谷あり、トラウマや心が傷つくことを全て回避しながら生きていくことなんてそもそもできません。
大事なのはそのときにしっかり親がその気持ちを受け止めてあげること。
そうすることで癒やしが起こり、感じ切ればあとに引きずることはなく、時間が解決してくれて、子どもはまた前を向いて進むことができます。
しかしながら、これまた親にもそんな余裕がなかったり、そもそも親自身が感情を抑圧して子どもにもそれを強いていたりすると、こんな感情は心に留まって残り続けます。
そして、子どもは自分の心がまた不意に傷つかないように守るため、訳がわからない理由を合理化するためにこんな前提を持ってしまうことがあります。
- 親が別れたのは自分のせいだ、自分がもっといい子だったら…
- 自分さえ我慢していたら…
- どうせ愛する人は自分から離れていく、見捨てられる…
- 求めてもどうせ壊れる…
- どこにも居場所がない…
- 泣いてちゃダメ、もっとしっかりしなきゃ…
- 我慢して強くならきゃ…
そして、こんな前提を持ったまま、大人になるとこんな生きづらさになっていきます。
強い見捨てられ不安と対人恐怖
常に自分は見捨てられるんじゃないかと不安になり、人に依存的になったり、逆に、傷つくのが怖いので人に対して回避的になって、いやだけど孤独を選び続けてしまうなど、人と程よい距離感で繋がれなくなってしまいます。
また、それ故に自分を見捨てないか、愛してくれるか、確認行動がやめられなくなったり、その恐怖や悲しみを紛らわせるために怒りにすり替えて八つ当たりしてしまったりと、破壊的になってしまうことも(こんな性格的特徴を境界性パーソナリティといいます)。
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人のお世話がやめられない、いい人がやめられない
離婚や死別で、自分の感情は二の次にして残された家族を助けてきた人などは、その後大人になってから、人のお世話役や、その場のバランスを取ろうとする役割(バランサー)になりがちです。
もちろんそれ自体悪いことではありませんが、過剰だと損な役回りを背負うことが多くなり、また、感情を我慢してしまうことも多いので、それに対して断ることができないというような生き辛さを感じることも多いです。
また、自分より他人を優先するので人の顔色をうかがうこともやめられなかったり、人間関係で不安やストレス、疲れをためがちです。
強い自己否定や罪悪感、無価値感を抱えて自分を大切にできない
特に親の離婚の原因を合理化するために自分のせいにしてしまうと、当然、自己否定感や無価値感、罪悪感を抱えてしまいます。
そして、親を想ってきた人ほど、親のために頑張ることでそれらを埋めようとします、
結果、大人になっても頑張ることがやめられないという生きづらさを抱えることが多いです。
また、自分だけ幸せになることに対する罪悪感も持つことも多く、自分を大切にしたり、喜びや幸せを求めることがザワザワしてできないといった生きづらさにもつながります。
親の離婚や死別を乗り越える方法
ここまで幼少期の親の離婚や死別による生きづらさを解説してきました。
もちろんこれは決して親に「だから離婚するな」と言いたいわけでも、離婚した親を悪者にしたいわけでもありません。
誰しも生きるためにそのとき考えうる最善の選択をした結果でありますし、じゃあ離婚しなかったらで、親の不仲を見せ続けた結果、そのほうが心の傷が深くなることだっていっぱいあります。
ここで一番伝えたい大事なことは、「心の傷は必ず乗り越えられるよ」ということです。
トラウマや傷つくことを完璧に避けて生きることはできません。
そういったことは大小様々ですが、誰だってあります。
だからこそ、僕らには「感情」という機能があるんです。
感情の機能と役割
ネガティブな感情はただただ辛いだけではなくて、それにはちゃんと役割と機能があります。
★「恐怖」や「不安」はまた同じ怖いことが起こらないように自分を守るため。
★「怒り」は自分を傷つけようとする物事から自分を守るため。
★「悲しみ」は感じ切ることで傷ついた自分を癒やし、また、人と繋がりたいと思えるようになるため。
そして感情は抑圧すると心や身体に残り続けますが、感じ切ると終わります。
これを「未完了の感情が完了した」と表現します。
例えば、テレビで焼肉の映像を見て、焼肉食べたいと思い、お店に行った結果休みだったら、焼肉食べたいという気持ちは残り続けますが、もしその後食べることができて満足したら焼肉を食べたい気持ちはなくなりますよね。
そんな感じですw。
つまり、乗り越えるにはちゃんと感じ切ることが大事なんです。
特に離婚や死別は「悲しみ」や、それより強い「絶望感」があることが多いです。
だからちゃんと悲しかった、辛かった気持ちを自分が受け止めて気が済むまで泣くことが大事です。
喪のワーク
死別に関してですが、心理ワークに「喪のワーク」というものがあります。
これは亡くなった方との間で残っている気持ちやわだかまり、未練や執着を終わらせるというワークです。
特に今の問題や生きづらさが故人から来ている場合は、このワークを心理セラピーで取り入れることもあり、とても効果があります。
感情を感じ切れないときは
とはいえ、一人で感情を感じるといっても、どうすればいいの?と思う方も多いかもしれませんし、そもそも抑圧グセが強い人は自分で感じることがなかなかできないでしょう。
特にトラウマや絶望感というのは人が最も触れたくない感情の一つですので、なかなか自分一人では難しいという方は心理カウンセラーや心理セラピストに頼ってみるのが一番の近道です。
また、見捨てられ不安や自己否定なども問題も原因はトラウマであることがほとんどですので、これも専門の方に任せるのが一番いいと思います。
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