こんにちは!
対人恐怖、自己否定など心の問題や悩みの根本解決をサポートする
心理セラピストの白鳥大介です!
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今日は「好きなこと、やりたいことが長続きせず中途半端になってしまう本当の理由」というテーマでお話します。
目次
何をやっても中途半端、長続きしないという悩み
あなたはこんなことを感じたことはありませんか?
- 好きなこと、やりたいことをやっているはずなのに途中で投げ出したくなる
- 最初は楽しいのになぜかだんだん苦しくなる
- 何をやっても中途半端と自己否定してしまう
- どれだけやっても報われている感じがしない
- 最終的に何が好きでやりたかったのかわからなくなってしまう
はい、どうでしょうか。
僕も以前、ずっとこんな感覚を持っていました。
結果、20代に好きでやっていた音楽活動は苦しくなりやめてしまいました。
僕だけではなくこんな感覚を持っている人が多いのではないかと思いますし、実際こんなテーマで来られる方も多いです。
「好きなことで生きていく」、起業ブームの罠
ここ数年前から起業ブームがありました(今はちょっと落ち着いている感じですが)。
ユーチューブなんかでも「好きなことで生きていく」という言葉がとてもキャッチーで流行りました。
心理業界でも「やりたくないことはやめて好きなことをしよう」という言葉をいろんなところで見かけました。
でも、今、どうでしょうか。
僕の周りで起業した人もたくさんいましたが、多くの人がやめて、続いているのはごく一部。
何かしらで一世を風靡したあの人も、「あの人は今」状態になっていることもしばしば。
もちろんコロナ禍という状況もありますし、そもそもその前から起業後の生存率というのは経済産業省ちょっと古いデータですが、5年では50%、10年では2割程度という数字もあります。
もちろん続かないことが悪いわけではありません。
しかしながら、それを繰り返して生き辛さを抱えている人が多いのも事実。
また、このような問題をググってみても、思考や行動、習慣を変えることで解決しようとする記事が多く見られますが、僕はそんな簡単にはいかないことは自分の経験談から知っていますw。
そもそもこういう問題や悩み相談があるということは、人は好きなことさえやり始めて、心構えや習慣を変えれば、全てうまくいって幸せになれるわけではないということを証明しているに他なりません。
人の心はそう単純ではないんです。
では、どうしてそんなことが起こるのか、よくある心理的な原因を解説します。
好きなこと、やりたいことをやっているはずなのに苦しい理由
結論からいうと原因は自分の持つ自己否定にあります。
どういうことかいくつかパターンに沿って解説します。
原動力は承認欲求で他人軸、本当は好きなこと、やりたいことじゃない
よくこういう悩みの相談を受けるときに、それって本当にやりたいことか、どうしてそれをやりたいのか聞くことがあります。
本当に好きなこと、やりたいことっていうのは、周りの人とか関係なく、誰がなんと言おうと好きでやりたいことのはず。
だからこそ「誰に認められなくても、批判されたりしたとしても、失敗したとしてもやりたいですか?」と聞きますが、そこでYESと答える人はとても少ないです。
つまり、好きでやりたいのではなく、人に認められたい、必要とされることで存在価値を感じたい、成功してすごい自分になりたい、お金持ちになってモテたい、チヤホヤされたいetc…
こんな承認欲求が原動力になっていることが物事が続かない原因の一つです。
好きなこと、やりたいことは承認されるための手段であって、目的にはなっていないということ。
だから承認が得られなければ別にやりたいわけではないというふうに気づく人はとても多いです。
そして、これってつまり、認められない、必要とされない、成功できない自分は無価値でダメだという自己否定を根底に持っているということ、それを承認されることなくしたいということです。
自分の価値判断を他人やその評価に預けてゆだねているとも言えますし、だからこそ批判や非難、傷つくこともが怖くなっていきます。
もちろん全てがうまくいくほど、世の中、そんなに甘くありません。
承認してくれる人もいれば、そうでない人もいて、うまくいかないことだっていっぱいあります。
自己否定を持っている人ほど、そういう現実を見るのが苦しくなっていき、結果、好きなこと、やりたいことだと思っていたことが苦しくなってやめてしまう。
やることなすこと全て無意識に、自己否定を隠すための承認欲求が原動力になってしまい、根底の自己否定から逃げ続けなければならず、怖くなったり苦しくなった結果、続かなくなってしまうということです。
何をやっても報われない感覚がある
幼少期に頑張っても頑張っても報われなかった人、親に褒めてもらったり認めてもらえなかった人ほど、自己否定が強く、好きなことややりたいことが長続きしない問題を強く持っています。
それは今の自分に満足せず、頑張り続けていないと自分の存在価値を感じられなかったとか、親に認めて愛してもらえなかったなど条件付きの愛情しかもらえなかったことが原因です。
当然、好きなことをどれだけやっても、そもそもそんな自分を「よくやった」と肯定したり、満足するという感覚がそもそもありません。
こんな経験のある人にとっては、仮に好きなことであったとしても、やることなすこと苦行でしかなく、仮に人に認められたとしても、幼少期の問題からそれらを受け取ることができません。
それどころか、「自分はまだまだ…」「こんなんじゃ全然ダメだ」と頑張ることがやめらなくなります。
好きなことですら、自分の自己否定や頑張る材料にしてしまうのです。
当然、何をやっても苦しくなるし、続くはずがないんです。
人からどう見られるのかが怖い、幸せや成功することに対する恐怖や罪悪感
これまた幼少期などに親から自分がうまくいったり、好きなことをやって喜んだりすると、それを「調子にのるな」と責められてきたとか、いい顔をしないなどの経験があったり、
親の辛くかわいそうなところばかりを見て、顔色をうかがってきたり、助けてきた人ほど、
自分を生きることに対して人からどう見られるのかが怖くなったり、幸せや成功を手にすることが親を見捨てる感覚になって、罪悪感やそんな自分に対する自己否定がわいてくるようになります。
結果、うまくいき始めると無気力になったり、衝動的に投げ出してしまうというような行動(これを心理用語で「元の木阿弥」っていいます)に出てしまうんですね。
本当に好きなこと、やりたいことを見つけて続けるためには
以上、共通点は心の奥底にある自己否定が原因であることを見てきました。
関連記事もありますので、深い理解のためにこちらもぜひご覧下さい。
自己否定はいい意味でも悪い意味でもその人の生きる原動力やエンジンになり、その人の行動パターンを無意識に支配します。
だからこそ解決には、無理に好きなことややりたいことを探すでもなく、思考や行動、習慣を変えるのでもなく、先に自分の自己否定の問題を解決することです。
そして、自己否定があるということは、否定されたトラウマや、そのままの自分では認めてもらえなかった、愛されなかった等の幼少期の問題があるということです。
これらの問題に向き合い、自分を癒やして、ありのまま認めていくことが第一歩です。
そうすればそのままの自分自身の感情や欲求を感じることができるようになってきます。
今では僕自身も起業して何年か経ち、いろんな失敗もしてきましたがw、どんな自分も受け入れて、それでも自分の「好き」「やりたい」という気持ちを大切にして、今大好きな札幌で心理セラピストをしています。
20代にやっていた音楽活動は承認欲求でやっていたことに気づき、今は趣味程度にw。
だからこそまずは自己否定を解決するために一歩踏み出してみて下さいね。
3月21日に札幌でイベントがあります。
自己否定を手放すために必要な知識はもちろんお伝えしますし、この日はそれだけじゃなく体感レベルで腑に落としてもらうためにオープンセッションもあります。
どうやって体感レベルで問題解決をしていくのか、間近で体験することができます。
今日のテーマがピンときた方は、お近くの方はもちろん、北海道旅行がてらの参加も大歓迎ですので、ぜひご参加下さい。
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