こんにちは！
リトリーブサイコセラピー®でお悩みや心の問題の根本解決をサポートする
心理セラピスト＠札幌の白鳥大介です！
さて、早速ですが今日のテーマです。
目次
カウンセリングを受けたけど意味がない、しんどい、悪化したと感じたときの原因と対処法
カウンセリングを受けてみたんだけど、根本的にあまり変わらなかった。
過去のことや親子関係、トラウマなんかを根掘り葉掘り聞かれてしんどかった。
むしろ、カウンセリングやセラピーを受けたあとのほうがしんどくなった。
こんな話をよく耳にします。
カウンセリングやセラピーを受けると
しんどさやネガティブな感情がなくなって
ウキウキハッピー！超ポジティブシンキング幸せ状態になるんじゃないかーい！！
そんなふうにすぐになれば確かに楽なんですがね。
というか僕もそんな方法があるなら知りたいくらいですが…（笑）。
残念ながらそんな方法はないですし、カウンセリングやセラピーって受けると一度ドーン↓って落ちるもんなんですよ(もちろんそのあとちゃんと上がりますよ)。
逆にいうと、そうでなかったり、見たくないようなところを避けてポジティブ感しかないカウンセリングはちょっと怪しいと思ったほうがいいくらいです。
それはなぜか説明していきますね。
心の回復過程と成長
人の心の問題を解決・回復して成長し幸せになっていくまでに
いくつかの過程と段階があります。
ざっくりいうとこんな感じです。
①心の悩みがあり生き辛い、不安、恐怖などで先が見えずどうしていいかわからない。
↓
②自分に何が起こっているのか？に気づく(カウンセリングの段階)。
・生き辛さの原因や、問題が起こっている時に自分の中で何が起こっているのかに気づく。
・問題を作り出す「偏った捉え方」、「人とのネガティブな繋がり方」、「信念や思い込み、価値感」などが幼少期の両親との関係で作られたものだということに気づく。
↓
③未完了の問題や感情を言語化するなどして癒し、未完了の問題を完了させていく(癒しの段階)。
・本当は怖かった、不安だった、悲しかった、怒ってた、～してほしかったetc…思い出して、完了させて満たしていく。
・恐怖を受け入れて、安心感や信頼感を育んでいく。
・問題の行動パターンや価値感、恐怖や不安を持ち、過剰に自分を守ることで得てきたメリット＜2次利得＞を手放して自分自身が変わることを決意する。
↓
④成長・自立する。
・行動を起こして現実を変えていく。古い価値観や信念を手放して新しい感覚を育てていく。
・成功体験・失敗体験を積んで自分の幸せな世界を想像していく。
と人が幸せになっていく過程ってこんな感じなんですが、もっとわかりやすい例で例えてみると
①いつでもどこにいても人の顔色や人からどう思われるか気になってしまい
ダメな自分を見られて嫌われるんじゃないかと怖くなっては
人間関係を自分から切ってしまったり
職場で居場所を感じられなくなって
辞めてしまうということを繰り返していたＡさん。
②この問題は小さい頃、
両親の顔色を窺って気を遣いながら
失敗をしないようにちゃんとしていい子にしていないと
きつく怒られたり
罰として口をきいてもらえず嫌われて見捨てられる恐怖に
つながっていることに気づきました。
③彼女はずっと蓋をしてきた
お父さんとお母さんにいい子にしていないと
両親から嫌われ居場所がなくなることが怖かったこと
本当は両親に失敗してもダメなところがあっても
受けとめてほしかったという怒りや悲しみを感じ
自分から勇気を持って涙ながらに言葉にして
カウンセラーやセラピストに受け入れてもらうことで癒していきました。
そして、ダメな自分を見られて嫌われたとしても
どんな自分も認めて
怖くても人と関わることを決意しました(2次利得を手放す決意)。
④彼女は徐々に周りの人は自分をダメだなんて思っていないことに気づき
「失敗してもダメじゃない」
「ダメな自分を出しても嫌われない、居場所はなくならない」
という感覚を育てていき
自分からも人に頼ったりして楽に関わることができるようになっていきました。
こんなふうに心を癒し、問題を解決して、幸せに向かっていくのが流れ。
カウンセリングを受けても変わらない、意味がない、しんどい、悪化したと感じる理由
カウンセリングは意味がない、しんどい、悪化したと感じる理由はずばり
カウンセリングやセラピーが悪いからではなく
②か、③の中途半端なところで止まっているからです。
悪化したのではなく、誰でも過去のネガティブなことに触れれば気持ちは落ち込むもの。
でも、大事なのはそれらを受けとめてもらい、完了していくことが大事なんです。
それが終わらず生殺し状態のまま終わっていませんか？
それでもしんどい思いをしたくないという心理
それでもしんどい思いをしたくない、過去のことなんか忘れたい。
感情なんて感じたくないと思ってしまう人もいるのではないでしょうか。
気持ちはすごくわかるんですが、
これこそが③にも書きました。
問題の解決を阻む2次利得というものです。
進まないことで自分のネガティブな感情と向き合わずに済んでいるというメリット。
こうなったのは親のせいなんだから！なんで私がこんなしんどい目に！と思う人もいますし、そう思う気持ちもよくわかるんですが、これも自分が癒されないことで無意識に両親に復讐しているというメリットがあることも。
成長や幸せを求めないことで、失敗することを避けていたり、責任を持つことや人に妬まれる恐怖を避けられていることもあります。
カウンセリングを受けても変わらない、意味がない、しんどい、悪化したと感じて進めないときの対処法
自分のネガティブな感情を感じるのが怖くて進めないのは
小さい頃、怖いとき傷ついたときに助けてもらったり、受けとめてもらえた経験がないから。
だから独りで抱え込んで悩み、自分を不安と妄想で守るという生き方を身に着けてしまったとも言えます。
まずは自分の感情を感じても受けとめてもらえるんだという安心感をカウンセリングやセラピーで育てることで進むことができるようになるでしょう。
そして、②③④の段階を進めないのだとしたら、
大事なのは必ずその都度心理的なメリット2次利得を明らかにすることです。
辛い気持ちの一方でもっと辛い気持ちや現実を感じずに済んでたり、無意識にメリットを握りしめているのだとしたら進みたくても人は何かと理由や言い訳をつけて無意識に進まないほうを選んでしまう。
だから進まないことでどんなメリットがあるのか、その2次利得を明らかにすることが大事なんです。
本当に変わりたい人へ
僕が使っている「リトリーブサイコセラピー」は
この①～④の回復と成長過程をトータルで扱う心理セラピーです。
だからこそどこに行ってもかわれなかったという人がぞくぞくと変わっています。
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